アフリカ大好き~国際協力で戦う36歳・りさぴょん日記。

アフリカ、女性の国際協力のキャリヤや経験を書き残していくためのブログ。

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協力隊の落とし穴?

前回、協力隊はおすすめと話しました。

しかし、気を付けてほしいことがあります。

 

協力隊は「世界を変えるシゴト」ではありません。

電車広告で「世界を変えるシゴト」と見て、応募した人もいると思います。

残念でしたー!!!(笑)

 

しかし、言語もおぼつかない人が、住んだこともない国で、外国人として、専門性のない自分が、途上国の何を変えられるだろうか。

(また変えることがいいのかという議論もあるが)

 

情熱を持って隊員となるのはいいと思いますが、

自分の力量や現地のニーズを読み違えると、、、。

 

自分は必要とされていない。

お金を毎日要求されるだけ。

何を言っても聞いてくれない。

活動とは関係ないことばかり聞かれる。

もう誰にも会いたくない。

 


と、感じることがあります。

現実、精神的に悩んでしまう隊員が多いと言われています。

なので、面接のときにストレスマネージメントをどうしているか聞かれます。

 

「自分が途上国な人を助けるんだ!」

と考えている人はおすすめしません。

 

途上国で生きている人はとても輝いていて、

自分(隊員)が学ぶ方が多いです。

私は2年間で、彼らに助けられたことばかりです。

 

でも、毎日毎日色んな議論して、彼らの考え方に少しはインパクトを与えたと自負しています。まったく違うひとの意見や考え、文化、生活を知ることは自分たちを知ることにつながります。

 

大人が子どもを起こるときに木の棒で思いっきり叩きます。

体罰が当たり前のように行われています。

それについて2年しかいない外国からきて、また帰ってしまう人に

「だめだ!」と、言われても、「何言ってるの?」で終わります。

 

何で叩くのか?

自分がそうされてきたのか?

叩くことで子どもを教育できているのか?

叩くことが法律的に禁止されているのはなんでだろ思うか?

叩くことが以外に方法はあると思うか?

 

毎日、一緒に考えていくことで少しずつ彼らの考え方が終わってきました。

絶対だめ!と思うことでも、相手の習慣が否定することから始まってはいけません。

 

私はケニアへ2年間青年海外協力隊として派遣されて、

「世界は変えてません!」(笑)

 

でも、私と一緒に活動した現地のひとたちが

「昔いた日本人のりさがこう、言ってた。どう思う?」

という議論をほかの人としてくれるだけで十分だと思う。

 

派遣されていたニエリ南児童局の同僚と。