アフリカ大好きマルチリンガル・りさぴょん(@LisapyonKenya)です。
今日は、NGOの海外事業マネージャーとしての業務内容を書きたいと思います。
目次
いろんなNGOがあって、海外事業担当者としても、担当分野がかなり違います。なので、PLASの海外事業マネージャーとしての業務内容を書きたいと思います。
私の条件としては、
a. 東京ベースで働いている
b. 出張は年に3回、一回2か月。
c. 現地のNGOと一緒に活動している。
日本人の駐在員がいなくて、私が出張するというパターンです。
日本人の駐在員が現地にいるNGOは日本にいる職員が長期で出張に行くことは少ないと思います。
海外事業のおしごとは、かなり広範囲ですw
これは一例なので、他の業務ももちろんあります。
①助成金申請
- 実施している・実施したい事業の予算を確保するために、募集している財団を企業を探す
- 申請書を書いて、提出する。
- 採用された場合は、必要に応じて報告書を提出する
➡お金を集めるのも重要な海外事業担当者のしごとです。
もし興味があればJANICが助成金の情報を載せているので、どんな助成金を見てみてね。
②事業の立案、調査
ー>新しい事業を始めるときは農業の勉強をしたり、他の団体を視察したり、勉強勉強勉強です。
③事業のモニタリング
- 現地との電話で事業状況を確認。
- 出張時は現地NGOと一緒に受益者を訪問。
- スケジュール管理。遅れている場合は、どうするか相談する。
ー>スタートさせた事業はうまく進むように、内容を変更することも多くあるため、現地NGOとの信頼関係がキーです。
④事業の予算作成・管理
- 事業全体でいくらかかるか計算する
- 現地NGOと予算を立てる
- 予算が計画通り使用されているか確認する、調節する
- 海外送金の手配をする
ー>簿記とか持っていなくても大丈夫です。しかし、立てた予算が足りないのは避けたいけど、余計なお金を予算として載せたくないという攻防です。
⑤事業の評価
- 事業前後に調査をする。
- そのための質問票を作る。
- 調査結果を分析する。
ー>調査・分析方法はかなりアカデミックな分野なので勉強が必要です。私が一番苦手な部分です。
⑥広報活動
- 現地についての報告を広報用に書く
- イベントに登壇する
ー>現地のことを一番よく知っている海外担当者が広報をするのは、マストだと思います。私はこの業務、好きでアフリカの魅力を伝えるチャンスはもっと作りたいです。
これは終了しているイベントですが、こんな感じのイベントに登壇しています。コロナ感染拡大中なので、オンラインイベントです。
文字だけだと、イメージ湧かないですよね><
私が一番仕事の中ですきなのは、
③事業のモニタリング
- 出張時は現地NGOと一緒に受益者を訪問。
です。
日頃の細かい事務処理がある中で、
支援を届けているお母さん、子ども、若者の笑顔を見れることです。
支援を卒業して、羽ばたいていく姿を見るのは感動もので、
この仕事をやっていて本当によかったと思える瞬間です。
私は現場によりよい仕事を今後もしていきたいなと思っています。
しかし、
NGOに入って仕事してみないと、
どれだけ現地の人と近い距離で仕事できるかは
NGOやプロジェクトによって大きく変わります。
事務処理も多くて、勉強しなくてはいけないことが多いですが、
現地の人と距離が近い現職が天職だと思っています。