アフリカ大好き~国際協力で戦う36歳・りさぴょん日記。

アフリカ、女性の国際協力のキャリヤや経験を書き残していくためのブログ。

MENU

離島での生活。ケニア・ビタと似てる?

アフリカ大好き・りさぴょん(@LisapyonKenya)です。

夏休みとして新島に行ってきました。今までテニス命で生きてきたので、夏を海で謳歌したことがなく、とても楽しかった。しかし、同時に感じた離島での生活とケニアの生活の類似点を書いていきたいと思います。

 

f:id:lisamiseki:20200821203410j:image

 

目次

 

後退する新島の観光

新島は、東京都です!伊豆諸島を構成する島の一つであり、東京から南に約160km、静岡県下田市から南東に36kmの位置してる。行政上の所属は東京都新島村。サーファーや海水浴客などに主眼を置いた観光業、漁業などが盛んである。

こんな素敵な島が東京からフェリーで2時間半なんて!今までなんで来なかったんだろうと思った。

新島はバブルの時は東京から愛人を連れて遊びに行く人がたくさんいて、かなり栄えたらしいですが、バブルが弾けたあとはお客さんが減り、宿がたくさんつぶれたそうです。また、サーフィンの聖地として新島は有名で、世界大会等が開かれていたようですが、地形変動により、波が抜かしほど起きないため、サーファーも減ってしまいました。また、漁業ももちろん盛んではあります。農業はあまり適している場所ではないようですが、芋を中心とした作物が育てられているようです。アシタバという葉野菜が名物のようんでてんぷらを食べましたがおいしかったです。しかし、他の野菜は本島から、運ばれてきたものを買わないといけないので、野菜やお肉は本島よりもかなり高いと感じました。

でも、小さな島国なので、収入源は観光、漁業、農業しかないわけで、ここに住んでいる住民はどうやって学校に行って、仕事に就いたり、始めたりするのだろうかと疑問を持ち始めました。


f:id:lisamiseki:20200821203356j:image

私の感じた離島とケニア・ビタとの共有点。

何かケニアを含めた途上国の一部の地域と似たような部分を感じました。PLASで事業を行っているケニア西部のビタでは、ビクトリア湖が大きな観光名所になり、漁業も盛んです。しかし、半乾燥地域であり、農業はできるものの豊かな土壌とは言えません。

  • 農業に適していない土地で一部の野菜を除いて他の地域から買ってこないといけない。
  • 観光業を主な産業で住民の収入源になっている。
  • 何かに特化したり、学力の高い学校を目指すには、地元を離れて本島(他の地域)に行かないといけない。
  • 就職できるような民間企業がない。自営業や公共事業が多い。
  • スーパーやコンビニがない。必要最低限のものは買えるけど、大手チェーン店のお店はない。
  • 公共交通機関はあまりない。車がないと不便な生活。
  • 検査や手術が必要な場合は医療機関は大きい街を行く必要がある。

私は思いつかなかったのですが、下記のブログで地域コミュニティの特徴として、うわさ話はネットより早く広まる、というのもありますね。確かにケニアの田舎でも同じ特徴です。

引用: https://inaka-start.com/news-event/howto/ritou.html
f:id:lisamiseki:20200821203405j:image

 

では、

新島とケニア・ビタの違いはなにか?

一緒にいる友人に言われたのですが、こうゆう離島は都からの補助金が出ているんだよ!と、言われてなるほど。

その時に私が浮かんだのは、地域おこし協力隊とか、NGOが途上国にいき、現地の特産物を販売をしようとフェアトレードだった。新島や伊豆大島の産物を売り出そうと、お酒なり、お菓子なり、販売してて、「これは無料でもいらないな~」と思う、キーホルダーとあるわけだ。新島のお土産屋さんに行っても、ほしいなんて思えるようなものはない。地域振興事業とかに助成金がついてるのかな。

ケニア・ビタはケニアの国内でも貧困層が多い地域で政治的・民族的な背景から、政府から支援をもらえないことが多く、日本の離島のように補助金なんぞない。

新島を含む東京都の島々をアピールする公益財団法人とかもあるみたい。これは税金だよね。

公益財団法人東京都島しょ振興公社は、東京愛らんど(伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ運営)、特産品販売、産業振興、観光PR、東京愛らんどシャトルの運営などを行っております。

https://www.tokyoislands-net.jp/

 実際離島の方とお話して「生活が不便!」と言われたわけでもないし、「島の生活が最高だ!」という人に会ったわけでもないけど、日本の生活もケニアの生活は似てような部分はたくさんあるなと感じて、私は日本のことをよく知らないんだなと思った旅行でもあった。