アフリカ大好き・りさぴょん(@LisapyonKenya)です。
今日はTwitterからリクエストをいただいた草の根委嘱員の面接について、お話します。
草の根委嘱員のお仕事内容や待遇についてはこちらの記事をぜひ読んでください。
草の根委嘱員は外務省の一括採用ではなく、各在外公館が行います。しかし、選考方法とほぼ同じです。
① 第一次選考ー書類選考
② 第二次選考ーオンライン面接
こちらの採用には草の根担当官(上司になる人)が担当されますので、その人の好みによって大きく採用が変わってきます。
① 第一次選考 書類選考
海外の経験はあるか。
大使館に限らず、海外で暮らしながら、仕事することになるので、問題ないかという部分です。それは、健康面もそうですし、ストレス面でもそうです。もし海外在住経験がなければ、出張やインターン等で1,2か月滞在したことある場合は、それも書けると良いと思います。
書類作成の業務ができるか。
草の根委嘱員は現地NGOと電話したり、メールしたり英語やその国の言語で実施しますが、日本語で外務省に申請する書類を作成することが大きな任務です。そのため、論理的な文章を書けるのか、助成金を申請する書類等々が書く能力が問われます。
私は経歴の中で、民間企業の時に報告書作成していたことや、NGOでJICAの草の根委託事業を担当して報告書を担当したことを書きました。
NGO経験はあるのか。
今回日本のNGOで2年働いたので、私のお給料が2万円程度増えていると聞きました。NGOで働いていたことへの評価の仕組みがあるということですね。もちろん現地のNGOを相手にした仕事なので、NGOへの理解があると良いですね。もしNGOでボランティアしたり、インターンした経験があれば、そこを押すと良いと思います。
②第二次選考ーオンライン面接
私はジンバブエ、ケニア、ザンビアの面接をオンラインで受けました。
大使館によって聞かれる内容は全く異なります。面接の担当をする方によって、どの点を気にするのか違うのかなと思います。
①ある大使館はほぼ英語
面接官に、次席、草の根担当官、現地職員がいる面接でした。草の根委嘱員は日本人一人のパターンもありますが、草の根担当の現地職員がいる大使館もあるので、その方も一緒に出席していました。
●どうしてこのポジションに応募しまたか?
●このポジションはどのような仕事をするか知っていますか?
●事前課題はどうだったか?(履歴書以外に、NGOの申請書を呼んでレポートを書くという課題が与えられた大使館でした)
●NGOと意見が合わない時にどうしますか?
●ストレス解消方法は何ですか?
⇒この大使館では、かなり実務に関する質問をされました。NGOとのやり取りについて結構いろんな質問がされました。私は実際にケニアやウガンダのNGOと一緒に活動した経験があるので、具体例を出して、話せたのはよかったと思います。
②ある大使館は普通の企業と同じ。全部日本語。
●自己紹介
●志望動機
●NGOとのコミュニケーションは問題ないか。
●日本語の文章作成は問題ないか。
●大使館で2-3年働いた後に、何をする予定か。
●就活状況、他の就職先も考えているか
⇒この大使館では採用したら、本当に来てもらえるのかというのを気にしていたようです。でも私は他の大使館も受けていますと正直に話しています。
「問題ないですか?」「はい、問題ないです」で終わってしまうと良くないので、過去の経験を追加で答えると良いと思います。私はNGOでJICAの草の根委託事業を担当して報告書を毎月、四半期に書いていますと伝えました。
③ある大使館は、日本と英語半々で、ODAに関する問が。
●日本のODAの特徴は何ですか?
●草の根事業を通してやりたいことは何ですか?
⇒ちょっと堅い感じでした。「ODAとして税金を行う事業です」という意識が強い方で、NGOとどううまくやるかとうかよりも、責任感がある人なのか、ODAを理解しているのかを問われていたような気がします。私はこの大使館を面接で落ちています(笑)
このように、大使館の担当者によって、全く異なります。
基本的に私の就活スタイルは素直に答えればいいと思っているので、わからない時はわからないと言ってもいいと思います。一番説得力のあるのは、自分の経験の一例をあげることだと思うので、どんなグットプラクティスが過去にあったのか準備して望めると良いと思います。
就職活動は本当に運なので、たまたますごい経験をお持ちの方がいれば、面接でどんなことを言っても勝てないので、リラックスして臨みましょう。
アフリカ大好き・りさぴょん(@LisapyonKenya)でした~。