アフリカ大好きりさぴょん(@LisapyonKenya)です。
今日は我が家で養鶏を始めたので、どのように飼育して、費用はどれくらいか書いていきます。
養鶏を始めた理由
ケニア・ウガンダで生活すると、鶏を見ない日はありません(笑)その辺に放し飼いされた鶏がたくさんいます。そして、NGOでは、収入向上のひとつとして、養鶏が良く出てきます。アフリカで、農家として生活したことがある方であれば、鶏を家で飼ってことがある人が多いのではないと言えるくらい鶏を飼うことは普通にやることです。田舎にいけば、至る所で鶏がうろうろしてて、こんなにうろうろしてて、誰の鶏かわからないくらい。小さい子どもでもみんな鶏の世話を家庭で担当します。
少ない投資や設備で始められる養鶏をPLASでもやったことがあって、現地のNGOからも養鶏をやりたいというリクエストも。ということで、私も養鶏の知識をつけたいなと思い始めました。
JICA海外協力隊の時に庭で養鶏してみたいと思ったのですが、タイミングがなくできなかったので、今回ジンバブエの家が大きいし、庭師が手伝ってくれるので、こんなチャンスはないと!!
養鶏とは?
養鶏といえど大きく卵を産むために鶏を飼うのか、鶏肉のための鶏なのか。鶏の種類や飼育方法、エサが全く違うので、どちらをやりたいのか、決めてください。
卵を産むレイヤー
最初に卵を産んでくれるレイヤーを5匹飼い初めました。庭師が知っている場所で、車で10分の鶏の餌屋さんに行ったのですが、レイヤーを売っていなかったので、困ってました。そしたら、大家さんが知り合いから買ってきてくれてました。卵を産むだけなら、メスを買うだけでいいので、卵を産むように改良されたレイヤーのメス5匹を買いました。
鶏の数は鶏舎のサイズに合わせて、多すぎないようにしないといけません。私は以前も5匹飼っていたということやたくさんいすぎても、卵を食べきれないので、5匹にしました。
2021年6月時点で、
レイヤー1匹9米ドル(5匹45ドル)
エサは50キロ23米ドル(5匹だと2か月程度持ちました)
レイヤーは新しい場所だとすぐに卵を産まなくて2週間くらいかかるといわれましたが、1週間程度で生み始めました。最初は、卵のサイズが少し小さかったですが、大きくなってきました。
レイヤーは最初のエサと2カ月後のエサは違うようで、鶏のエサ屋さんに言われれるがまま買いました。
私の賃貸一軒家には、鶏舎があり、前に住んでいた方もレイヤーを飼っていたということで、簡単に始めました。金網で囲まれた鶏舎の中に小さな小屋があります。その中に草をしいておけば、鶏たちがそこに卵を毎日産んでくれます。すでにワクチンは打ってあるので、追加で接種しなくていいということでした。
用意したもの
- 鶏舎
- 鶏舎の中に小さな小屋
- 小屋の中に敷く草(その辺の草原に行き、乾燥した草を収穫)
- お水入れ(犬に使うような丸いプラスティック)
- フィーダー(餌入れ)(よくある赤い丸いプラスティック)
このように30個(1ケース)で販売されていることが多くて、冷蔵庫にも入っていないです(笑)一番安いマーケットでは、4~4.5ドルですが、スーパーでは5~5.5ドルで販売されています。私は、周りの友人に15個2ドル、30個4ドルで販売しています。
私は趣味でやっているので、利益は求めていませんが、自分で食べたり、お手伝いさんや庭師にあげているのも含めれば、十分な利益かもしれません。
1日5個x30日x2か月=300個 =40ドル
2か月のエサ代 23ドル
2か月純利益 17ドル (元々のレイヤー代抜)
街でよく売ってる卵はこんな感じ。
鶏肉としてのブロイラー
写真: https://saruwakakun.com/learn/knowledge/osuhiyoko
ジンバブエでは鶏肉用の鶏は大きく2種類で、地鶏のRoad runnerと言われるものかブロイラーです。田舎の道端でよく見るのは地鶏で、その辺にある草を食べてくれるので、エサ代があまりかからない。我が家は庭に犬を放し飼いしているし、庭をきれいに手入れしているので、地鶏は却下しました。ブロイラーはひよこを買ってきて5週間育てれば食べれる鶏肉になります。
いつもレイヤーのエサを買っているNovafeedで、ブロイラーのひよこは、25個から販売しているということで、1週間前に予約して、翌週に取りに行きました。生まれたてのひよこちゃんたちを受け取りました。お兄さんがおまけしてくれて、26匹入ってました。
ブロイラーのひよこ25個、10キロのスターターのセットで、31ドルでした!
エサは3種類あります。
スターター10キロ(2週間分)
グローワー25キロ(2週間分)23ドル
フィニッシャー50キロ(2週間分)24ドル
ひよこは26匹飼ってきましたが、来て3日で3匹死にました。ひよこは一定数弱い子がいるので、ロストがあります。まだ育てているので、売れるかわかりませんが、いま生きている23匹が6ドルで売れれば打ち上げは138ドルになります。でも、庭師やお手伝いさんに面倒してもらっているので、彼らに3匹ずつはあげたいなと思っています。
エサ代(5週間)53ドル
23匹*6ドル=138ドル
純利益 85ドル (購入したフィーダー等抜)
ブロイラーを育てるのに用意したもの
- ライト(普通の電球。ひよこは寒さに弱いので。)
- 小屋の中に敷く草(その辺の草原に行き、乾燥した草を収穫)
- お水入れ(丸いプラスティックのつつ)
- フィーダー小2個(餌入れ)(赤いプラスティック)
- フィーダー大1個(餌入れ)858RTGS=8ドル
レイヤーのフィーダーは我が家に置いてあったものを使いましたが、今回は、フィーダーと水入れを追加購入しました。規模が大きくなれば初期投資が必要なので、中所得者層の人は50ドルくらいは用意できるけど、農業等他の収入がない人には始めるのは大変かもしれない。一回そろえれば餌だけ買えばいいけどね。
5週間後ブロイラーは6ドルで売れるらしい。サイズにもよるので、少し大きいと7ドルとかになるみたい。
これは、お隣さんから買ったブロイラー。
私は鶏の解体はチャレンジできず、庭師にお願いしました(笑)
スーパーでむね肉買うと4枚で7-8ドルするので、ブロイラーを近所で買った方が断然に安い。解体の手間はあるけど、新鮮な鶏肉をゲットできます~
ということで、今はまだ病気にかかったり、誰かに鶏を盗まれたりというトラブルはありません。でも、リスクとしておおいにあるので、今後注意したいと思います。
今まで、卵も鶏肉もスーパーで買うものとして認識でしたが、自分で育てるのは色々考えることがあって、いい経験をしているなと思っています。
ヤギにもチャレンジしたかったのですが、庭を荒らされるということで庭師に却下されたので、うさぎを買おうかなと思ってます。うさぎのお肉も美味しいということですが、私は飼うだけで食べないかも(笑)
では、アフリカ大好きりさぴょんでした~!