アフリカ大好きりさぴょん(@LisapyonKenya)です。
今日は2022年11月に訪問したルワンダで活動するKISEKIについて紹介します!
目次
KISEKIって?
ルワンダ・首都キガリで日本人方が活動している場所に、ボランティア/インターンできるプログラムを提供しています。よくアフリカであるのは、日本人の方が現地でNGOを立ち上げて寄付金で活動している中でボランティアを受け入れるということがありますが、キセキは観光業的に日本人に機会を提供するソーシャルビジネスをしています!
「地域のお母さんが笑顔で暮らせる社会を創る」
をコンセプトにコミュニティと連携し、シングルマザーの雇用創出と生活向上を目指すソーシャルビジネスとして様々な社会課題に取り組んでいます。
幼稚園、デイケア、若年妊娠をした女性への職業訓練を提供しています。日本からきたボランティアの方には、このような場所でボランティアするだけではなく、様々な体験ができるツアーがあり、スタッフが一緒にアテンドしてくれるので、安心して参加することができる。
・スラムツアー
・農村体験ツアー
・アフリカ布オーダーメイド
・コーヒー園訪問ツアー 等々
三児の母・山田美緒さん
渡航前からルワンダでのボランティア活動について親身に受け答えしてくれるので、代表の山田美緒さんです。素敵な笑顔を印象的女性ですが、すごい経歴の持ち主でもあります。
大阪外大スワヒリ語科在学中にアフリカ大陸を日本人女性初単独縦断5,000km。その後世界20か国以上を自転車で旅するという経験されています!
なんか色々ぶっ飛んでるw
国際協力をやってみたいと言う思う日本人のための手助けをしています。キガリにある山田家の大きな家がボランティアの宿泊場所になり、とても元気な三兄弟と楽しい時間を過ごすことができます。
KISEKIがサポートする幼稚園やデイケアは、KISEKIレジデンス(山田家)から徒歩で通える距離にあり、お金もかからず、安全に活動することができます。
他のアフリカで活動するNGOと何が違うの?
KISEKIは日本人からのボランティアを受け入れ、コーディネート代としてお金をもらい、その資金で活動しています。通常、NGOであれば、日本や海外からの寄付金や助成金が活動資金となっていますが、KISEKIはボランティア受け入れの収入が資金源となっています。この仕組みを知ってとても素晴らしいなと思いました。私が考えるKISEKIの特徴3つ!
1. ドナーに依存していないので、好きな活動ができる
KISEKIはNGOではなくて会社です。例えばNGOがJICAから資金をもらって活動するとなると、JICAとの活動計画によって実施しなければならず、柔軟な変更ができず、用途も限られるため、自由な活動はできません。しかし、KISEKIはボランティアからの参加費やボランティアからもらった寄付金、山田さんが実施した公演料で活動しているため、用途に限られない資金を持っています。
2. 自分たちで資金を確保する
国際協力で問題となるので、ドナー依存です。そのため、近年ではソーシャルビジネスがアフリカにおける大きなアクターになっています。NGOもドナーに頼らないように自分たちで活動資金を集めることが主流になっています。アフリカのNGOの多くは、教育を提供しながら、横の畑で野菜を育てて、それを給食にしたり、販売したり、養鶏でビジネスを保護者の人に手伝ってもらい、それを活動資金に充てたりします、KISEKIの場合は、会社です。不確定要素の多い日本から寄付金ではなく、ボランティアからの支払いなので、ソーシャルビジネスとして、観光業を行い、資金を集めています。
3. これから世界へ視野を広げたい人たちへの機会を提供
アフリカに行ってみたいと思っても、不安ですよね。KISEKIは宿、食事を提供してくれるので、慣れない土地で安心してボランティアをスタートすることができます。ホテル暮らしはお金がかかる。でも、キッチン付きのゲストハウスだと毎日自分で料理するために、野菜や果物を購入して、料理しないといけないので、時間もかかるし、大変ですよね。ちなみにKISEKIは元々日本料理屋さんを経営していたスタッフがいるので、美味しいごはんを食べることができます。
「英語が不安。」という方も多いと思いますが、日本人スタッフが渡航前から一緒に準備を手伝ってくれ、ボランティア中は日本人に慣れたルワンダ人が優しく受け入れてくれます。
現地でお母さんや子どもの支援をする
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日本の若者が世界に出るのを手助けする
これを同時に実施しているのが、KISEKIです!いやーこれは素敵な取り組みだなと思いました。
KISEKIでのボランティアを考える方へ
実際にボランティアに参加してKISEKIのプログラムに参加するメリット・デメリットをお話したいと思います。
メリット
1. 安心・安全
なんと言っても渡航前から日本語のサポートがあり、準備を手伝ってもらえます。空港に迎えがきてくれて、KISEKIレジデンスに泊まることができます。通常であれば、まず空港についてタクシーを探して、泊まる予定のホテルまでに行くように説明したり、値段交渉したり、現地通貨でしか受け取ってもらえない場合は、空港内で両替しておかないといけません。すべてにスムーズに進まないというので、海外旅行の醍醐味でもありますが、、、(笑)到着した日または翌日から早速KISEKIの活動場に入り、子どもたちやお母さんたちと交流できます。
また、到着してすぐにスタートアップサービスがあり、KISEKIのスタッフがSIMカードの発行、両替、買い物に一緒に行ってくれるので、安心です。私は10ドルの手数料と20ドルのタクシー代を支払って、到着した日にSIMカードを作ったのですぐにインターネットが使えるようになりました。
2.チャレンジを応援してくれる
ボランティアに関しても、語学もスキルもない人(私)がいきなりルワンダという国にきて、受け入れてくれる団体ってないんです。だって、むしろ邪魔だからwしかし、KISEKIはボランティアの受け入れをしてくれ、自分で企画を立てることができます。
例えば、
・幼稚園で新しい教授法を導入したい
・ナプキンが買えない人のために何かしたい
・オンラインインターンも、もっと充実させたい
・子どもたちにダンスワークショップをしたい
いろんな挑戦をすることを山田さんやKISEKIのスタッフが助けれくれて、応援してくれます。
「りさ、何かあったら、私に言うのよ。みんな協力してくれない時は私からみんなに声を掛けるからね」と、スタッフから優しく対応してくれました。英語を話せるスタッフは3、4人いますが、彼女たちも忙しいので、優しく対応してくれて感謝しています。
デメリット
安心・安全すぎる?w
これはメリットでもありますが、日本語ができるスタッフやKISEKIのスタッフがなんでもサポートしてくれるので、アフリカで生きていくための力はつかないかもしれません(笑)
ホテルに泊まってお湯が出ない・電気がない、そう言った時にスタッフに交渉したり、自分の買いたいものがどこに売っているかわからずいろんな道で聞いて歩いたり、自分でアフリカで起きるような問題に対応する力はあまりつかないかな。
また、ルワンダの治安がとてもいいので、ルワンダと同じ要領で、アフリカの他の国に行くととても危険です。ルワンダでは、スマホを手に持って道を歩いたり、夜歩いたりできますが、ケニアでそれをやったら、数分以内にスマホを取られて、夜だったら、銃を向けられて全部取られます。命の危険もあります。
コミュニケーション・語学力
KISEKIのスタッフは何人かは英語が話せますが、流暢というわけではく、少し難しい話になると意思疎通が難しいです。また、他のスタッフはルワンダ語しか話せないので、「Good morning, how are you?」というコミュニケーションくらいです。同じく子どもたちはルワンダ語を話すので、コミュニケーションはジェスチャーだったり、表情だったりします。日常の活動で、言語でのコミュニケーションが取れないというのは、結構ストレスです。スタッフや子どもとのコミュニケーションを取りたい場合は、ルワンダ語を勉強をする姿勢が必要です。ルワンダ語が流暢な方以外は、活動をしている中で、英語でコミュニケーションを取れないことに苦労するかもしれません。これはボランティアの方が英語が得意ではないというのと、現地の方が英語が得意ではないという両方を指しています。
もちろん、これはKISEKIに限ったことではなく、他のアフリカで活動しても起こることだと思います。山田さんや他の日本人ボランティアがいて助けてくれることもありますが、1日中隣にいるわけではないので、自分でしっかりコミュニケーションを取る姿勢が必要です。これはKISEKIに限ったことではないですね。海外にあまり行ったことがない方は勇気を出して、間違ってもいいし、伝わらないかもしれないけど、現地の人とコミュニケーションを取る姿勢が必要です。
もちろんすべてのことに利点・欠点ありますが、
KISEKIのプラグラムはかなりおすすめです!!
・様々な経験のある山田さんからいろんなお話を聞いて、アドバイスをもらうこともできます
・ルワンダに着いてすぐに幼稚園やデイケアに入って、現地の人と購入できます。また、KISEKIのスタッフは日本人ボランティアに慣れているので、コミュニケーションが難しいとしても優しく対応してくれます。
・1週間500ドルと聞くと高いように感じますが、宿、3食ついているので、決して高くないですw濃厚な経験ができるので、お得だと思いまっす!!!
・ルワンダの治安がよく、警察もいるので、事件に巻き込まれることが少ない。キガリは歩道もあって歩くこともできる。
ということで、アフリカに行ってみたいけど、ちょっと不安だなという方には、ぜひルワンダをおすすめしますし、KISEKIに参加することでアフリカについて深く知ることができると思います。
アフリカ大好きりさぴょん(@LisapyonKenya)でした~